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カテゴリー7とは?カテゴリー7における温室効果ガスの排出量の算定方法についても解説!

昨今では、社会全体を通して二酸化炭素などの温室効果ガス排出量の削減が求められています。

しかし、自社が今どれくらい温室効果ガスを排出しているのかがわからないと、効果的に温室効果ガスの排出量削減に取り組むことはできません。

そこで今回はスコープ3と呼ばれる算定の対象領域の内、カテゴリー7について取り上げます。

スコープ3の全体像については以下の記事をご覧ください。

カテゴリー7とは?

カテゴリー7の算定対象範囲は、自社が常時使用する従業員の工場・事業所への通勤時に使用する交通機関における燃料・電力消費から排出される排出量です。

ただし、自社保有の車両等による通勤は除きます(スコープ1またはスコープ2として把握します)。

カテゴリー7の算出式は?

次に、カテゴリー7での算定方法についてご紹介します。カテゴリー7でも、他のカテゴリーと同様に、基本式が「活動量」×「排出源単位」であることは変わりません。

排出係数の詳しい数値についてはこちらへ

今回取り上げるカテゴリー7の算定対象は「雇用者の通勤に係る排出」なので、「活動量」の部分には客数や燃費、移動距離といった数値を代入する必要があります。

以下では、そうした細かい数値が判明している場合とそうでない場合について、それぞれ算定方法をご紹介いたします。

把握できている場合

この場合、まず旅客航空機、旅客鉄道、旅客船舶、自動車などの全ての交通手段に使える算定式として

旅客数 × 旅客移動距離 × 排出原単位

この式が使えます。

また、自動車の場合は

燃料使用量 × 排出原単位

移動距離 / 燃費 × 排出原単位

この式を使うこともできます。

把握できていない場合

旅客数や燃料使用量といった細かな数値が把握できていない場合は

交通費支給額 × 排出原単位

この式を使って排出量を求めることができます。

まとめ

自社のサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量を算定することは、簡単そうに見えても実際に算出してみようとすると大変なものです。

しかし、そのことは同時に企業に求められている社会的な責任であり、その企業の将来性を左右するものとも言えます。

そのため、弊社では企業の温室効果ガス排出量を算定・可視化し、その結果をもとに具体的な温室効果ガス排出量削減案を提案させていただいております。

自社の温室効果ガス排出量を知りたいけど、何から始めればいいかわからない、という場合にはぜひご相談ください。